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将来にわたるお口の健康を考えて、治療をご提案します。
歯やお口の健康は、お口の中だけのことではないとご存知でしょうか。栄養摂取や糖尿病の発症など、お身体の健康にも影響を与えます。私が診療をご提案する時は、目の前にあるお悩みだけにフォーカスするのではなく、5年後や10年後のことを想像ながら、患者さまと一緒に話し合い進めるよう努めています。
症状の原因や治療方法について、しっかりご説明いたします。
どなたを治療する時も、どのようなことにお困りなのか、治療によってどのような状態になることを希望されているのかを伺います。
インターネットで公開されている情報は、必ずしも正しいとは限りません。患者さまによっては、「このような症状があるからから、私はこういう状態だと思う」あるいは「この治療方法をしてほしい」といったように、ご自身である程度調べていらっしゃることがあります。
お口の健康意識が高いのは喜ばしいのですが、たくさん調べることでかえって必要な治療から遠ざかってしまうこともあります。そのような場合は、患者さまを否定するのではなく、柔軟にお考えを修正するよう心がけています。
お口の健康を守ることは、全身の健康維持にも役立ちます。
お口の健康は、全身の健康に関わっていることをご存知でしょうか。お口全体が健康で食べ物をしっかり噛むことができれば、消化吸収にも良い影響があります。反対に、虫歯や歯周病を放置していると、将来歯が抜けるリスクが高くなる上、糖尿病の発症や悪化に関わっていることが分かってきました。
特に力を入れて勉強したのは、感染対策、全身管理、生活習慣。
この3点を真っ先に身に付けようとしたのは、どれも歯科診療に欠かすことのできない要素で、なるべく早い段階で覚えたいと考えたからです。院内感染対策は基本中の基本ですし、全身管理は治療中の患者さまの変化に柔軟に対応するために欠かせません。生活習慣について学んだのは、その良し悪しが歯の寿命と糖尿棒など全身的な健康と密接に関係しているからです。
特に力を入れているのは、感染対策です。使用済の器具は薬用洗剤で洗浄してから、高圧蒸気滅菌器で滅菌処理をすることをルール化しています。患者さまの目に触れることのない工程もしっかり行うことで、衛生的に管理しています。
患者さまの良い変化やリアクションが、楽しみで仕方ありません。
症状や見た目の問題が改善されていくのを見るのは、治療を担当する歯科医師としてもうれしい光景です。ですが、それ以上に楽しみなのは、患者さまが喜ばれる姿です。何回経験しても「今回も頑張って良かった」と心の底から感じています。
定期検診時もそうですね。チェックした時にお口の中に目立ったトラブルのない状態だと、「今までお伝えしてきたアドバイスを、ちゃんと実践していただいている。コツコツと指導に取り組んできた甲斐があった。」と、心の中で喜んでいることもあるんですよ。